■150キロを超える球がなかった。普段のような安定感もなかった。先発のダルビッシュが予定の3回を4安打2失点。大野投手コーチは「相手は関係ない。自分の持っている力を出してほしい」と送り出したが、日本のエースの本来の姿ではなかった。
日本代表の守備の際だけ五輪使用球が用いられたが、指のかかりが悪かったのか抜け球が多くなった。スライダーの曲がりは良く、中村(西武)からは連続三振を奪ったが、「気負いすぎて、力が入っていた」と大野投手コーチ。合宿中から投球練習でも1球ごとにいろんな球を試し、「調整は順調」と話してきたが、本番に向けて、不慣れなボールでの制球が課題となった。 http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/sports/npb/168133/ |